山寺(立石寺)旅紀行~山形県山寺を家族で登る。


山形県山形市の北端にある立石寺(通称:山寺)へ3月に家族旅行に行ってきました、もう3ヶ月ちょっとまえの事だけどあの時は寒の戻りで雪が降っていたんだよな~なんて最近暑くなってきたので思い出していたら懐かしくなって来た。ちゃんとした旅行記を書いてなかったのでつらつらと書いてみるよ。

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山寺・立石寺出発点、登り口。

山寺はかなりひさしぶり、学生の時や仕事で山形に来ていたことはあるけれど、ちゃんと山寺を観光するつもりで訪れるのは初めてかもしれない。宮城県の秋保温泉からずっと山を越えて山寺に出たことがあったけれど、その時も通り過ぎただけだった。今回は家族旅行、山寺がメインの観光だ。いざ参道に入ってみたがどこまで進めばいいのかわからなくてドンドン進んで行くと『登山口』という看板を見つけてすぐとなりの”登山口に1番近い駐車場”その名も『登山口駐車場』に車を入れた。1回500円。

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車を降りてすぐとなりの階段から参拝(登山)が始まる。階段を上ると参拝コースの一番目、根本中堂という”日本最古のブナ材の建築物”と言われ、不滅の法灯を拝することができる重要ポイントだが!先にも書いた通り寒の戻りで木々に積もった雪が強風とともにブワーーーっと吹雪のように舞い、お堂の屋根に積もった雪が正面に落ちてシャーベットの水溜りが出来て近寄りがたく、ちょっと拝んでキャーっと通り過ぎてしまった、もったいない。なのでゆっくり見てないのでいい写真も撮れていない(思い出には残ったけれど)。

根本中堂から左へ向かうと芭蕉句碑、日枝神社、宝物殿などがあり(少し下り坂になっている)山寺の本当のスタート地点とでも言おうか”山門”に到着。ここで入山料を支払う。

大人:300円
中人:200円(中学生)
小人:100円(四歳以上)
犬 :無料

ペット連れで入山は出来ますが、「ワンちゃんのお世話(排泄物の始末)はきちんとして下さいね」とお願いされて入場します。料金所には休憩所があって、お土産も売っています。希望者には長靴も無料でレンタルしてくれます。軍手もありますがこちらは有料。

早速ここからが本格的な登山です。

山寺・立石寺の山門から


山門から登り始めるとこんな風景です。最初は森の中をジグザグ上っていく感じですが、そんなに急ではありません。姥堂(ここより下が地獄、上が極楽と言われる浄土口)を過ぎて、巾のせまーいところ(四寸道)を過ぎると左手に断崖絶壁の岩肌が見えてきます。坂道はまだ急ではありませんが岩場なので油断すると大怪我することも考えられるので足元に気をつけて慎重に、特に子供がはしゃいで走ったりすると危ないです。

風が強く、突風が吹くたびに木に積もった雪が舞い降りてきてつめたい!

木漏れ日に雪が輝いてきれいです。

せみ塚のあたりまで来るとけっこうな傾斜です。

登る時は一生懸命ですが、時々振り返ったときの景色がきれい!

ちょっと心を奪われます。


そして仁王門に到着。ここからは高い木もなくなり天上界のようです。実際には修行の場ですが先ほどまで風が吹くたび雪が舞って大変だったので雲の上に来た様に日が差しています。

山寺・立石寺の仁王門から

仁王門を過ぎたら奥の院まで階段を上っていきます。観明院、性相院、金乗院、中性院、奥之院と順番に登っていきます。※途中、開山堂、五大堂へ通じる横道がありますが、奥之院までまっすぐ進んでから周るのが私のおすすめです。性相院、金乗院、中性院それぞれ立ち寄って、大きな数珠を回したり、おびんずる様をなでたり、回転式のお経を回したりしながらのぼりました。



性相院あたりから見上げる納経堂、開山堂、五大堂もいい眺めですね。

奥之院をお参りしたらUターンしてもどりながら途中から開山堂のほうへ。


向かい側の山を振り返ると胎内堂など、修行者しか入れないエリア見えます。

まもなく、
パンフレットなどでよく見る山寺を代表する風景に出会えます!

開山堂に向かって右端から階段を上っていくと、五大堂があります、
すごい景色がよいです。

駅前や芭蕉記念館などが見えますね。

ここからの風景をゆっくり楽しんで、写真もいっぱい撮りました。みんなここで写真を撮りたいので場所を順番に譲り合ったり、写真を撮ってあげたり、協力しながら記念撮影をしました。写真を撮ると”じゃぁ降りるか”っと、こうゆうのって、帰りはあっという間なんですよね。

山を下りてきて山門まで戻ったら、ほんとうの道順は山門を出たら右へ向かって抜苦門という門をくぐって立石寺本坊前を通って降りるのが正しいのですが足場が悪かったのと愛犬もびしょびしょだったので、


もと来た道をもどって駐車場に戻りました。抜苦門は通路が3つに分かれていて左側が”長命”、真ん中は”福徳”、右側が”出世”と、”参詣者(さんけいしゃ)の全ての苦悩を抜ける”といわれいるそうで、ぜひ通ってみたかった。雪景色も貴重な経験で良かったけれど、ゆとりをもって周るにはやっぱり天気がいい時がいいなと、また行ってみたいと思った。

まとめ

駐車場に戻ると、とりあえず私は愛犬をタオルでゴシゴシ。乾かしている間に家族は参道を見てきて、昼食によさそうなお店があったと戻ってきて「まいどや食堂」さんにお邪魔して昼食を頂きました。もちろん山形名物”芋煮定食”ですね。寒かったのであったかい芋煮がとても美味しかったです。老舗のお店感たっぷりのおもてなしでした。お店から見える風景も良いですね。

橋の上からは仙山線が見えます。

山寺の階段は1070段とのことですが、我が家では数年前に羽黒山登山をして2,446段の階段を体験していたので、山寺はそんなにつらくは感じませんでした。羽黒山の時は本当に中間点の茶店では生き返ったようだったし、修行僧の持っているような杖に助けられて、帰りはひざが笑う経験をしました。山寺とはまた趣向が違うので別物ですが階段の段数と言うところでは、健康な人ならさほど心配いらないです。悪縁を断ち切り、学業に
つらつらと書いた旅行記を最後まで読んで頂きありがとうございました。

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