銀山温泉の共同浴場しろがね湯は観光用じゃないんだよ、たぶん。

銀山温泉しろがね湯 旅行・お散歩・おでかけ
銀山温泉しろがね湯

山形県尾花沢市にある銀山温泉、温泉街入口の最初に渡る橋が”しろがね橋”という。普通は橋を渡ったら右に曲がり観光パンフレット等でよく見る温泉街に入って行く。足湯や華やかな温泉街が広がっているのはこちらの方だ。

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一方、”しろがね湯”は橋を渡って左に行くとある。温泉案内事務所の他は民家とお寺とお墓があって、つまり地元の人の生活圏であり”しろがね湯”は地元の人やそこで働く人達の憩いの温泉となっているに違いない。旅館の中のお風呂とは違い、観光用じゃないんだ、たぶん。。。(個人の感想。温泉の人がそう言っているわけではないですよ)。サーフィンで言うとローカルエリアの温泉だ。

だがしかし、建築家・隈研吾さんの素敵なデザインの公共浴場となれば観光客だって入ってみたい。。。なので、8:30~15:00の間、ビジターの観光客も「入らせて頂いている」と考えるのが妥当だ。

しろがね湯の1階か2階か、どちらに入れるか運しだい。

まるで都会の極小デザイン住宅のような”しろがね湯”は1階と2階に分かれている、真っ白い階段を上って2階へ行くか、階段のとなりの隠し戸のような白い扉を開けて1階に入るか。

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温泉旅館のお風呂なら、時間で男湯と女湯を入れ替えてすべての温泉を楽しめたりするのだが、ココはローカルエリアの温泉だから特別決まってない。

土日はまず入れ替えがない

たとえば土日1泊で銀山温泉に行ったとすると、着いた日に入っても、翌朝に入っても、同じお風呂にしか入れない。1階のお風呂だったとすると、翌朝もう一度行っても同じ1階に入ることになる。こういう所に観光用じゃない感がにじみ出てる。

そして、何曜日は2階が女湯とか、決まったシフトが無いらしい、まさにどちらに入れるかは運次第なのだ。ある意味”ガチャ”みたいで面白い。

しろがね湯には定員がある。

小さなお風呂なので、3人入ったらいっぱいになる(私が入った時は4人入ったけど)。洗い場も湯船も、3人並んでちょうどいい感じだ。それ以上の来店があるときは中のベンチなどで入場を待つことになる。

待っている人数が多くなれば15時前でも「今日の分の営業は終了」となることがある。しろがね湯に入りたければその目的の為だけに早い時間に温泉街に到着することをお勧めする。

せっかくだから中の様子をリポートしよう。

今回せっかく私が入ることが出来たので、中の様子をリポートしよう。(中での写真撮影は禁止されている)。今回私が入ることが出来たのは1階だ。入口の受付のすぐ隣、階段を上る手前の左側の壁が扉になっている。よく見れば扉だが初めての人には”え、ここ開けて良いの?”って感じだが、そこしか開けるところがないから間違えないだろう。

真っ白い扉を開けて入ると中の壁も真っ白な脱衣所だ、当然広くはない。2階へ上がる階段が透けて見えるあたりがデザインの良さを感じる。

浴室は薄暗い、コンクリート打ちっぱなしのような壁で囲まれてて天井がとても高く感じる、湯気で天井が良く見えないのと、高い位置、たぶん1.5階くらいの高さのところに横長の天窓があって光が差し込んでいる。外から見るよりはるかに広がりを感じる。

入って左側に洗い場が3つあって、天窓の下に湯舟がある。3人並んで入ったらちょうどいい広さだ、向かい合わせで交互に座れば入れなくもないが快適人数は3人かな?

横長な湯船に入り、ジーンと染みる熱さのお湯に浸かって天窓を見上げているとなんかピラミッドの中でパワーを蓄えているような気持になる。ん、ちょっと妄想が暴走してしまったか?でもそんな何かに包まれているようなきもちだ。

妻と娘達は2階に入ったが私は入ってないので何ともレポートしがたい。今度運よく2階に入れたらレポートしよう。見た目だけならネット上に先細りの三角形の湯船の画像があるから探してみると良いが、実際入ってみての感じはどうだろう?2階で窓の隙間からは外が見えるんだろうか?入れる機会を楽しみにしている。

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