嘔吐物の処理方法、子供が吐いたら!?準備からやり方まで順を追って説明。

暮らし


子供が突然吐いてしまったら!?ましてや学校や保育園でロタやノロなどのウイルス性胃腸炎が流行っていたら、広めないようにとにかく急いで処理をしたいところですが、

でもちょっと待って下さい

お子さんが一番ビックリしていると思います。何が起きたかわからず不安になっていると思います。もしかしたら悪いことをしてしまったと自分を責めているかもしれません。まず安心させてあげましょう。
また、体調のチェックも大事です。熱や腹痛、頭痛、等がないかなど、お子さんの様子に注意してください。お子さんが落ち着いていられるようなら、次のように順番に嘔吐物の正しい処理をしていきましょう。

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嘔吐物の処理方法、まず準備するもの。

もしウイルス性胃腸炎だとすると、その感染力はとても強いものです。しぶき1滴でも十分感染するウイルス量が含まれています。処理するときには注意が必要です。次亜塩素水による消毒と、熱による消毒方法があります。

服装
・髪が長い人は後ろに束ねましょう。
・マスク
・ビニール手袋2組(なければビニール袋で対応)
・エプロン(使い捨てにしたいので大きなゴミ袋を開いて代用しても良い)
・めがねを持っていればめがねをかけたほうが良い。

道具
・消毒液用に500mlペットボトル2本(キャップつき)
・家庭用塩素系漂白剤、洗剤(ハイター、ブリーチ、キッチンハイターなど
 塩素系のもの)
・ペーパータオル、またはキッチンペーパーなど、
 なければトイレットペーパーなど。
・嘔吐物などを入れるビニール袋(二重に重ねる)

消毒液の作り方

①嘔吐物に直接使うもの
・ペットボトルのキャップ2杯分の塩素系漂白剤をペットボトルに入れる。
・水を加えて500mlにする。
②子供が触れた手すりやドアノブ等用
・ペットボトルのキャップ半分くらいの塩素系漂白剤をペットボトルに入れる。
・水を加えて500mlにする。

※掃除する範囲が広いときは①を多めに作っておくと安心。
※乳幼児の皮膚を直接拭くためには使わないこと。

嘔吐物の処理方法、掃除のやり方。

注意すること
手を首より上へもっていかないようにしましょう。
ゴミ袋をエプロンにする時は、ひっぱったら取れるくらいに結んでおき、脱ぐときに首より上へ手を持っていかなくて済むように工夫して下さい。

スプレー式のボトルは使わないようにしましょう。
ノロウイルスやロタウイルスなどの場合は、あまり強力なスプレーを使うと風圧でウイルスを吹き飛ばし、撒き散らしてしまうので、消毒液を使うときはダラダラとたらすように使うほうがいいのです。

嘔吐物の取り方

ビニール袋にペーパータオル等4~5枚入れて①の消毒液でひたす。

消毒液を含ませたペーパータオルで嘔吐物を外から内側へ向かって嘔吐物をかき集めるようにして集め、つまんで除去する。カーペットなどは取りにくいが、同じようにして取れるだけとる。とった後のペーパータオルはすぐビニール袋にすてる、手袋も直接嘔吐物が触れてしまったら、裏返すように脱いで捨て、新しいものに取り換えましょう。あたらしいペーパータオルを出し、今度はさっきより広い範囲を同じように外側から内側に向かって集めるように拭きます、見えにくい飛び散ったしぶきも拭き取るためです。とにかく嘔吐物が付いたもので他の場所をふいて広めないよう意識して行います。

お子さんが触ったと思われるドアノブや手すりなど、付着している可能性のある家具などは②で作った消毒液で拭きます、塩素系の消毒液は金属を腐食させるのであとでふき取りましょう。

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嘔吐物の処理方法、服、カーペット、布団など。

床などの拭きやすいところの嘔吐物は片付けも簡単ですが、服やカーペット、布団などに吐いてしまった時はふき取るのは大変です。これらのものは先程の消毒液を使うか、熱による消毒を使い分けます。衣類などの洗えるものは、普通の洗剤でゆっくりもみ洗いしてから消毒します。

塩素系漂白剤
市販の漂白剤で塩素系のものを使います、消毒用の用量は取扱説明書に書かれていると思いますのでそれにしたがって作って下さい、洗濯機に水をためて15分ほど(30分以内)漬け置きすると効果的ですが欠点は漂白剤なので色ものには向きません。
熱水消毒
85℃、1分間以上で消毒できます(厚生労働省)、色ものの衣類や少量の衣類であれば沸かしたお湯に漬けることでも消毒が出来ます。
アイロン
熱による消毒方法のひとつ、スチームアイロンを1分間以上あてる方法。ふとんやカーペットなど、丸ごと洗えなかったり、動かせないものを消毒するのに便利です。あてすぎるとアイロンなので焦がしてしまうことも・・・注意しながら使いましょう。スチームアイロンは大体100℃なのできっちり1分以上当てなくても効果はあるでしょう。

※塩素系漂白剤は塩素ガスが発生するので換気しながら使うよう注意書きがあります、、お湯を使うと塩素ガスが急激に発生する恐れがあるので、お湯で薄めるのはやめましょう。

まとめ

スプレー式は使わない方が良いと書きましたが、ノロウイルス用の市販品消毒液はスプレーボトルで出ています、勢いがコントロールされていると思いますが、飛び散るのを抑えるためには先にペーパータオルなどをスプレーするところにかぶせておいて、その上からスプレーしてしみこませるやり方もあります、このやり方だと消毒液を留めておくことができるのでしばらく放置することでしっかり消毒が出来ます。その他、ふとん乾燥機や高温の乾燥機を使っても効果が高まるようです。

処理が終わったらしっかり手を洗いましょう
お子さんが熱や痛みなどの症状もあるときや、嘔吐を繰り返すようなら受診することをおすすめします。早く良くなりますように。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

  1. […] インフルエンザやノロウィルス、食中毒の原因菌などから家族や自分の体を守るために正しい手の洗い方を身につけることはとても大事です。なにしろ細菌は目に見えないのできちんと […]

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