バーベキューは炭火で!炭の特性を考えた火熾し(ひおこし)のコツ。

イベント

炭火でバーベキューをするのに一番不安を感じるのはやっぱり火熾し(ひおこし)です。みんなと集まってバーベキューをしているといつの間にか誰かが着火しているので何とかなるんだと思ってしまいますが、自分でもゆとりをもって着火できる自信を持ちたいとひそかに願っています。調べてみると炭の着火は炭の特性を利用するコツがあるようで、これが分かればあわてず自分でも出来そう!とますます自分でやりたくなってきます。

スポンサーリンク

バーベキューは炭火で!着火には温度が必要。

炭火はなかなか火が点きにくく、新聞紙やら薪やらを使ってあれこれしているうちに何とか火が点いた!というのが今まで毎度のお祭り騒ぎ(それはそれで楽しい)ですが、普通の薪を燃やすのと炭に火をつけるのは少し違いがあるようです。

炭の着火で大事なこと。それは、、
炭自体を高温にする!
ということ。炭の端っこを火であぶっても燃えてはくれません、炭全体が炎で熱されるように種火を囲むように炭を組んでいじらずに温度が上がるのを待つことが大事です。炭の種類によって違いますが250~500℃にならないと着火しないそうで、炭をばらして動かしてしまうと種火が接してせっかく温度が上がってきたところがまた冷めてしまい火が点きにくくなってしまうのです。

「種火に火を点けたら30分放置」というベテランのアドバイスもあります。木炭に着火する前にうちわであおぐのも良くありません、着火する温度に達するのを遅れさせてしまうからです。

バーベキューは炭火で!着火には空気が必要。

炭を密着させて組んで熱が逃げないようにすることが大事なのは分かりましたが、
火が燃えるには当然空気(酸素)が必要です。
炭の着火で大事なこと。その2
酸素を送り込む!
だからと言ってうちわであおぐのは温度を下げてしまうのでダメでした。炭は温度を上げながら酸素も送り込まないといけません。この着火の時に必要な酸素は空気の通り道を作って、炎の上昇気流で起きる自然な空気の流れを作り出すことがベストです。炭をキャンプファイヤーのように井の形に積んで中心を空気が通れるようにしたり、小さい木炭をすき間が空くように積み重ねたりします。炭の下からも空気が入るように網の上で火おこしをするのもいいようです。

火おこし専用の火熾し器(ひおこしき)は下に吸気口があり煙突効果で上昇気流が出来やすいようになっていて、とても効果的に着火できます。木炭に火がつきはじめたらうちわであおっても大丈夫です。
そして火が点いた炭「熾火(おきび)」は種火よりも早く木炭に着火することが出来るのでさらに新しい木炭を足して炭火を増やすことが出来ます。

スポンサーリンク

バーベキューは炭火で! 夏下冬上(かか・とうじょう)とは?

これはぜひ書き留めておきたい!と思った言葉です、炭をより風情のある存在にしてくれます。炭が日常的に使われていた昔からの格言で
夏下冬上(かか・とうじょう)
という言葉があり、これは義父から直接教わったことですがネット上にもたくさん紹介されていたのでまとめてみました。炭に火をつけるときの昔からの言い伝えで、種火を置く位置を伝える豆知識です。

種火が夏は「暑い暑い」と言って外へ出たがるため、種火を下に入れると火が点きやすく、冬は「寒い寒い」と言って中に入りたがるので種火を炭の上に置くと下に向かって火が移っていく。
と言うものです「夏の炭は暑がり冬の炭は寒がり」とも言います。

火鉢や七輪などに新しい炭を追加するときの方法のようですが、
驚きなのは、茶道の先生も、炭を作っているプロの方も、

「実際やってみてその通りだ」
と言っていることです。

たぶん炭の温度の上がりやすさに関係があるのだと思います。七輪など熱のこもりやすい容器なら上に種火を乗せてふたをするようにしたほうが、炭の温度が上がりやすそうです。バーベキューは冬にはやらないですが、雑学として話のネタにどうでしょう?

まとめ

炭火は火力の調節がしやすく、料理もおいしく焼けるのでBBQに向いていますが、昔から生活の一部として使われてきたアイテムです。煙もあまり出ず長時間燃え続ける炭火を上手に使って楽しめるようになってみたいです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました