新聞で卒婚という言葉を見ました、なんとなく言葉は知っていたけれど、あらためて考えると「どうゆうこと?」と疑問がわいてきたので調べてみた。結論から言うと別居を聞こえ良く表現した造語で、嫌いになって別々の暮らしを始めるわけではないので、いずれまた戻ってくることが前提。と個人的にはとらえてみたが、どうだろう?
卒婚の意味を考えると悩むところ
卒婚という言葉は知っていても説明しろと言われるとなかなか難しい。
もともとは2004年に杉山由美子さんが書いた『卒婚のススメ』という本で使用した造語(Wikipedia)だそうなので、深く考えてはいけないのかもしれない。
今日の新聞記事に出ていたのは明治安田生活福祉研究所の定年離婚などに関するアンケートの調査結果で
という記事だった。
いずれまた戻ってくることが前提というのはどこにも定義されていません、私が感じたので書いただけです。
なぜそう感じたのかというと、
という説明が書いてあるのを見て。
元気で足腰が丈夫で問題なく生活が出来るからこそ卒婚とか言っていられる訳で、
70歳代80歳代になっても助けがいらないとは思えない。
相手に「世話になりたくもないし、したくもない。同じ墓にも入る気がない」なら
円満とは言えず離婚ではないかと思うからです。
卒業したら戻ってこないのが普通、例えば中学校でも、高校でも、士官学校でも
卒業は旅立ちであり戻ってくることは無いわけで。
卒婚は何を指して言うのか?別居との違いは?
「結婚を卒業することが卒婚」という説明があるが、
卒婚をしたという人のブログなどで話を探して読んでいると、
どうも結婚というのが
男性は仕事、女性は家事というイメージが色濃く残っている印象でした。
女性も家事から解放されて、
とか
男性にも家事をして欲しい、
とか
(何より子育ての時点で女性に大きな負担がかかっているという事も言える。)
多少なりとも不満があるように見られるので完璧な円満ではないように見えるが、お互いに気を遣わず好きなことをするために、
経済的にも
食事や掃除などの生活面でも
相手に頼らず暮らしましょう。
(子供達が独立したら)
という事のようだ。
なにも問題なければ離れようなんて思わないわけで、
でも現実には別れるほど嫌いではないけれど、
ちょっと距離を置きたいこともあるという
複雑な気持ちの様だ。
卒業したら戻ってこないのが普通
とさっき書いたけれど。
一旦別々の道を進んでみて
同窓会で再会したら
・魅力的な人に変わっているかもしれないし、
・自分も成長しているかもしれない。
・お互い許せなかったことが許せるようになっているかもしれない。
また、同窓会に出席すると
昔の自分に戻れたりもする。
別居との違いは?
別居
婚姻関係は続けているけれど別々に住んでいること。
家の中でそのような状態になっていることを
家庭内別居
というのが普通。
お互いの視線がずっと反対方向を向いているイメージに対して。卒婚はまたいつか同窓会で再会する事を前提にしてるイメージがする。
時間を置いたらお互いを見つめなおす時が来ることを前提にしている感じがする。
その時に「あ、やっぱりこりゃダメだ」となるのかもしれないし、
視線が相手に戻らない、なんてこともあるのかもしれない。。。
卒婚にも色々な種類があるらしい
卒婚は別々の場所に住んで、家も生活も別々のケースと、同居しながらのパターンがあるらしい。芸能人の清水アキラさんが長野県と東京に離れて生活していることを明らかにした(Wikipedia)ことも有名ですが、他にもタレントさんが卒婚という言葉を使っているようです。
事情による卒婚
どちらかの親の介護のために離れて暮らす、ということも卒婚のタイプのひとつと言われていますが、事情があってそうするしかない時は卒婚でも何でもなく家の都合ではないかと思います。
夫が実家のある田舎の家を継いで、
妻が便利な都会にとどまる。
というパターンは卒婚と言えるかもしれませんね。
お互いの趣味が違って自分の好きなことをするために転居が必要になるなども卒婚なのかもしれません。
そういえば知り合いに
アユ釣りが大好きで、夏の間だけ川のそばに一人で住んで毎日釣り三昧の夏季限定卒婚している人もいました。
卒婚の原因が一方の浮気など重たい理由の場合は卒婚と言っていいのか悩みます。。。
結婚の形は本当に人それぞれで何がきっかけでうまく回っているのか分かりません。
それ以上は言い表せないエリアがあると思います。
まとめ
こう考えると夫婦そろって同じ趣味を楽しめる人と結婚するのが、子供が自立した後も老後まで仲良く暮らすことが出来るのかもしれませんね。
実は今回調べて初めて知った杉山由美子さんの『卒婚のススメ』という本をまだ読んでいません、昨日元旦に本屋さんで注文してきました。卒婚と言う言葉も杉山さんが取材するなかで初めて聞いた言葉らしいので、『卒婚』という言葉を初めて言ったのは素人のご婦人(なんとなく女性の方が気の利いたネーミングを作るのが上手なような気がするので)だったようです。この本は卒婚という言葉の説明ではなくて、6組の夫婦を取材したストーリーらしいので読んでみて何か気づきがあったらまた追記します。
ちなみにですが、我が家では趣味はバラバラです。共働きで妻は3交代で夜勤もあるので必然的に夫が家事をしない訳にはいきません。夫が洗濯、掃除、ゴミ捨て等や、子供の弁当作りもしますが、夕食に弁当のおかずを考えて詰めておいてくれる妻のおかげで出来ることです。卒婚?まだ子供に手がかかるので考えたこともないですが、今の状況も結構卒婚と言えるような気がしないでもないです。
ただの私の個人的考えでした、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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