ジブリ作品の中でも私が一番好きな「千と千尋の神隠し」。舞台となる風呂屋「油屋」は、八百万の神々が全国から疲れを癒しにやってくるスーパー銭湯のようなところだが、そこの名前がなぜ「湯屋」ではなく「油屋」なのか不思議には思っていたけど”何か意味があるんだろう”くらいで深くは考えていなかった。ところが中二の娘が”あ!もしかして”と何やらひらめいたらしく”この文字”を見せてくれた、もちろん何の歴史も由来もないし、都市伝説に仕立てるつもりもない。そのひらめきが面白くてクイズやなぞなぞのネタにはなりそうなので、「あーなるほど!」と思ってもらえたらいいな、と思って書いてみた。
「神」という字に「油」が隠れていた!
画像でご覧の通り「神」の中に「油」が隠れています。字体によっては全然そうは見えないし、こじつけなんですけど、ちょっとでも「なるほど!」と思いませんか?ま、それだけなんですけどね。漢字を途中で切ったりしたらダメだし、ビジュアルだけの話です。
いままで調べたことが無かったので、今回この油屋について調べてみたら、2001年に公開されてから20年弱、ネットのあちこちで都市伝説的な解釈が大量に出回っていました。
でも「”神”という文字に”油”が隠れていた!」と書いている人は見当たらなかったので記事にしてみました。
調べて見つかった油屋についての色々な解釈
【オフィシャルサイトの説明】
一番信頼性の高い解釈はスタジオジブリオフィシャルサイトの「ジブリ日誌」2003年1月9日より
この日誌はWikipediaの「油屋 (千と千尋の神隠し)」の解説にも引用されていて、さらに”湯屋「油屋」のモデルはどこか”と言う話に続いています。
【人の名前】
油屋 熊八
別府の観光開発に尽力し湯布院の礎を築いた人物。”油屋”という屋号がついた温泉旅館が実在するのはこのためとも言われる。
【実在する温泉】
岡山県 湯原温泉 油屋
油屋のモデルの1つといわれる江戸時代から続く老舗の温泉旅館で「油」の旗も立っている、しかしここの温泉は、
※公式ホームページより
と、もともと油を売っていたので”油屋”と呼ばれる由来になった温泉ということです。
”油屋”という名前や”油”にまつわる話
【油屋騒動】
江戸時代に伊勢国古市にあった「油屋」と言う名の遊郭で起きた殺傷事件、当時の歌舞伎芝居にもなったと言う。
油屋騒動
【”油”そのものが持つ意味について】
油は塩のようにはるか昔から貴重なものとして扱われて、清めの効果があるとする考え方が今でも存在する。
まとめ
調べ出すと、たくさんの説が出てきて面白いです。私が単純に考えていたのは、銭湯だから”あぶら汗”とか”皮脂”みたいな頑固な汚れを落とす場所、と言う意味かな~?と思っていました。温泉は大好きですが確かに不思議なパワーを感じたりその空間がかもし出す雰囲気とか良いですよね。夢でよく温泉旅行の夢を見るんですが、それぞれの旅館の複雑な構造とかを探検するような夢をよく見ます。「油屋」のような建物自体にとても惹かれますよね。
他愛のない小ネタでした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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コメント
私は、ムスカ大佐だ。古事記を読めるようになりたまえ。
ムスカ大佐 コメントありがとうございます!(□_□)ゞ
古事記の ”国稚く、浮きし脂の如くして・・・”のことでございましょうか!?
もし油屋の語源が古事記であれば新説ではないでしょうかっ!?
出雲、安来の十神山を知らんな。
八百万の神々様、コメントありがとうございます!
無知でお恥ずかしい・・・
安来市(やすぎし)の十神山(とかみやま)を調べてみました、
今はかなりの観光スポットの様ですね。
古事記や歴史的内容も見てみましたがなかなか千と千尋の神隠しへのつながりが見出せません。。。
これは先の”ムスカ大佐”のコメントに続くものなのでしょうか?
すべてを統べるCCSCモデルかあ。