”パソコンは突然壊れることがある”と話には聞いたことがあっても今まで経験が無かったのであまり真剣に考えずUSBメモリーで部分的にしかバックアップしていませんでしたが、今回、会社のパソコンが突然壊れる体験をしました。専門店に修理を頼んでも「これはデータを取り出すのも無理ですね」と言われ「本当に突然壊れることがあるんだ!」と驚き!これがもし想い出の詰まった自宅のPCだったらと思うと恐ろしくなり一刻も早くピクチャやビデオのバックアップを取らなければ!と考えて、まず外付けSSDを買ってみたのですがこれが失敗でした!バックアップするための記録媒体は、外付けHDD、外付けSSD、ブルーレイディスク、DVD、などがありますが、何が一番いいのか目的によって使い分けが必要なことを学びました。
バックアップの目的による記録メディアの使い分けとは?
①できるだけ早くシステムを復旧させる為のバックアップ=スピードが重要。
②大事な記録を無くさない為(スペア)のバックアップ=記録メディアの寿命が重要。
です。
できるだけ早くシステムを復旧させる為のバックアップとは?
転送スピードが重要なバックアップ。
これには外付けHDDやSSDが向いています。寿命は5年~10年です。
スマホと同じように精密電子機器にデータを保存するので機械の寿命がそのままデータの寿命です。
トラブルの起きたPCを出来るだけ早く復旧させる為のバックアップで、仕事に出来るだけ支障がないように、早くもとの状態に戻す事が優先されます。
「データの転送速度が速く、容量の大きなもの」というと、まだ割高ですがSSDが一番向いていると言えます。その次はHDDでしょうか?規格は豊富で1Tでも2Tでも、10Tの製品もあります(お金はかかりますが)。
容量が大きいほうがいい理由は、例えばデータを元に戻すのにDVDディスクを何十枚も読み込ませたりするのでは素早く復旧できません。大変なので1つのメディアに全部入っていたほうが良いからです。容量が大きいとPCを丸ごとSSDでバックアップすること(外付けのメディアだけでPCの起動ができる)もできますが、これにはPCと同等以上の容量が必要になるのでSSDで用意するには高額になってしまいます。
大事な記録を無くさない為(スペア)のバックアップとは?
長期間保存が目的のバックアップ。
これにはブルーレイやDVDなどの光ディスクが向いています。寿命は10年~30年です。光ディスクにデータを刻んであるので物理的に割れたり汚れたりしなければ長期間の保存が可能です。
自分の子供達に思い出として残すには十分な年数の保存が可能です。ただ読みとる機器がなくならないよう気を付けなければなりません。
ブルーレイであれば1枚で1層ディスクなら25G、2層なら50G入ります。
まとめ
個人差があると思いますが我が家で撮りためた約10年分の画像データは150Gありました(ビデオは別)
私は短時間で作業を済ませたかったのでSSDを選んでしまったのですが。240Gに6千円も出して買ったのに(HDDなら1T買える値段)、箱を開けたら
”必ずデータをバックアップしてください”
”■本製品は、恒久的なデータの保存場所ではありません”
との注意書きが!
つまり精密機器だから寿命が来たら使えなくなるので定期的に新しいメディアに保存し直さなければいけないのです。
プロのカメラマンが仕事の高画質の画像を保存するのでもなければ、”普通に家族や友人たちとの思い出を撮った写真や動画を長期間保管する”には光ディスクが良いようです。中には長期間保存に特化した「M-DISC」という光ディスクがあり、なんと1,000年もつと言われていますが、個人で記録するのにそこまでは必要ないと思います、ディスクはともかく、読み取りできる機械を保管し続けるのは至難の業だと思うからです。1,000年前のご先祖なんて見れてもピンとこないですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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