町内会やPTAのような限られた地域団体の年会費の集金方法で悩みました。新年度になってもコロナ禍(か)で集会の自粛のため総会が中止になったからです。いつもは総会の時に集金していたのに、それが出来ないとなると改めて集金方法を考えないといけません。
銀行振り込み、キャッシュレスサービス(Paypay、LINEペイとか)、集金代行など、、、色々考えを巡らせてみましたが、新しくサービスを導入しなくても、現状のままで出来る現実的で手数料がかからないこの方法が一番良いのでは?と思ったので書いてみるよ。
※2020.07.11イオン銀行について追記あり。
※2024.05.16現在:年々振込手数料は値上げされて窓口でもATMでも手数料がかかるようになってしまいました。無料で振り込む残された方法はインターネットバンキングやアプリによる振込だけです。paypay銀行は今やシェアナンバーワンで利用者も増えたので振込方法もどんどん変化しています。記録として記事は残しておきますが内容は役に立たなくなってしまったのでお詫び申し上げます。
ウィズコロナ時代の町内会やPTAの集金方法。
町内会費やPTA会費などの小さな団体組織の年会費は、今までは集会の時に集めたり、会計の人が家を周って集めたりしていたので手数料はかかりませんでした。
しかし集まる機会が無くなり、さらに人との接触を減らすために振込みなどで集金しようとすると手数料がかかり数千円の会費に数百円の手数料を支払わないといけません。
Paypalや近年新しく出来たPaypay、LINEpayなどのキャッシュレスサービスはみんなが利用しているとは限らないし、コンビニ決済などの支払い代行を利用するには登録申し込みや利用料が発生したりで気軽には使えません。
どんな人でも出来る方法で純粋に会費のみの支払いで手数料をかけずに集金することは出来ないのでしょうか?
そして悩んだ末に一番”いいな”と思ったのが、
”団体の口座がある金融機関のATMに各々が支払いに行く。”
というスタイルです。
? と思いましたか?
「すでにその方法でやってるよ!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちの地域ではまだまだ会計担当者の”人”に負担が懸かっています。
会計担当者が支払いの窓口をする代わりに、ATMに集金窓口をやってもらう。
という考え方です。これなら密にならず、人対機械なのでコロナ禍での感染のリスクも下がります。会計係にとっても通帳を記帳すれば支払いのチェックが簡単に出来るので便利になります。
団体で通帳を持っていない場合は役員で話し合い代表者の口座を借りる形でも良いと思います。
新しく口座を作るならどこが良いのかも考えたので後で説明しますね。
しかし金融機関を窓口に使っても、手数料が無料じゃないとそのメリットも生きてきません。
銀行等の振込み手数料が0円になる条件とは?
”振込みには手数料がかかる”と言いましたが、振込手数料の一覧表を見てみると、条件によっては”振込手数料無料”になる方法があります。
その条件はどの金融機関もおおむね次のようなもので・・・
振込先と同じ金融機関のATMから同じ金融機関のキャッシュカードを使って振り込むと、手数料が無料になる。
ことが多いようです。ただ金融機関によって細かい条件
”3万円未満まで”
”個人か法人か”
”振込先支店のATMでないとダメ”
などがあるので注意して見てみましょう。
ところで組織の口座はどの金融機関ですか?たぶん会員の人も自分の個人口座を持っているような地域に根ざした地方銀行などではないでしょうか?
つまり会費の振込先と同じ金融機関のキャッシュカードを会員のほとんどが持っているはずなのです。
(土地や会員の特徴によってはJAや信金の加入率の方が高いこともあると思います。)
であれば会員みんなが、自分のキャッシュカードを使ってATMから引落で会の口座に振込めば手数料が無料となり、今まで通り手数料なしで会費の支払いが出来ることになります。
持つべきは地元の金融機関、という事ですね。
これから口座を検討するなら?地方銀行や信金の手数料など
口座がない、つまり現金のやり取りしかしてこなかった場合は、先ほどように会員に承諾を得て代表者の個人口座を間借りする方法もあるかもしれませんが、自分のお金じゃないものを個人口座に入れるのはあまり気持ちのいいものではありません。
今年だけの対応ではなく、これから先も効率よく集金をするなら新しく団体の口座を開設しておいた方が便利だと思います。後世のためにも体制を改革してはどうでしょう?
金融機関によって特徴があるのでよく検討して下さい。
地方銀行、信金、JAバンク
信金・JAはATMからキャッシュカードで送金するなら他支店のATMでも無料のところが多いようです。
地方銀行は銀行によっては他支店のATMで手続すると手数料がかかることがあるので注意が必要です。
大手銀行
大手銀行も同じように同行・ATM・キャッシュカードがそろえば無料になるサービスがありますが会員が全員そろって入っている可能性は低いですね。
しかし非常に気になる銀行が一つあります。
イオン銀行です。
おおむね全国にあるイオン銀行への振込手数料はどこからでも無料。家族のために食材の買い出しや生活用品を買いに行く幅広い年齢層に浸透しているのはイオン銀行のような気がします。特にPTA年代の所持率は高いのでは?もしイオンが近くにあるなら選択のひとつにいいかもしれません。
町内会やPTAなどは任意団体(人格のない社団・権利能力なき社団・財団、など専門用語ではいろんな呼び方があるそうですが)口座の開設は出来ます。ここでは詳しく触れませんが、規約・役員名簿・総会などの記録・代表者の身分証明書・印鑑などがあれば開設できます。
※イオン銀行に確認してみたところ、個人向けの口座をメインに扱っているため現在のところは任意団体名での口座は対応できないとのことでした、代表者個人での開設は可能とのこと。「ご検討頂き感謝いたしますが対応いたしかねます」と無理なお願いに丁寧な対応をして頂きました(こちらこそ失礼いたしました)
まとめ
どうしても集金に行かないといけないケースもあると思います、町内会などで高齢者の方などは外出も大変な場合があるからです。そういう方を訪問して集金するのは大事なことなので必要だと思います。そこが係の力の見せ所だと思います。
色々サービスを探していると、目新しい便利なサービスを使ってみたくて当初の目的を忘れてしまいがちですが目的をもう一度確認してみましょう。
「誰でも出来る簡単な方法で、手数料を掛けずに集金する方法」
少し詳しく書くと。
・新たなアプリなどのダウンロードや登録の作業がいらない。
・現状で出来る方法やサービスを考えてみる。
・立派なシステムが欲しいわけではない。
・コロナ禍で人対人の密な接触を避けたい。
同じように悩んでいる方のヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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