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鬼とは何か?女と鬼の関係?鬼の歴史や資料が沢山ある博物館「北上市立鬼の館」へ行ってきた。

投稿日:2020年1月30日 更新日:

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岩手県北上市にある「鬼の館」へ行ってみた。”鬼と女のものがたり”という企画展がとても気になっていたのだ。妻には「は?興味ないし」と言われ月日が経ってしまい開催期間も残りわずかというところだったが、1人の時間が出来たので足を運んでみた。
全国的にも珍しい鬼をテーマにした博物館の様子と、”鬼と女”を合わせたなんとも意味深なタイトルの企画展の感想を書いてみるよ。

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鬼の館(やかた)とはどんなところ?

”鬼”がテーマの館ですが意外と小さい子供連れの家族が訪れていました、ロビーで遊ぶだけなら無料なのかな?私が訪問したのは1月中旬の午後、鬼の館は夏油高原スキー場へ行く道の途中にあるので、スキー帰りに立ち寄る家族もけっこういました。

入口は明るくて(大きな鬼のお面がある)、伝統芸能の”鬼剣舞(おにけんばい)”の衣装を着ることが出来たり、工作をするスペースがあったり、行った時はちょうど第三日曜日で、鬼ッズ(キッズ)の日と言って、お面作りなどのイベントをやっていました。雪のない時期ならタイミング良くイベントがあれば野外ステージで鬼剣舞を見ることも出来るでしょう。鬼の資料や絵本なども多数置いてありました。

鬼剣舞の衣装を着て写真を撮っている小さい兄弟。

【名称】

鬼の館は北上市の公共の施設で正式な名称は、

「北上市立鬼の館」

住所
岩手県北上市和賀町岩崎16地割131番地

【開館時間】

9:00~17:00(入館は16:30まで)

【入館料】

一般:500円、高校生:240円、小中学生:170円

【なぜ北上市で鬼のテーマ?】

「鬼の館」のある岩崎は伝統芸能の”鬼剣舞(おにけんばい)”発祥の地で、鬼剣舞の団体も多数あって国指定無形文化財の団体もあり、保存会の拠点として鬼をテーマにした博物館が出来たようだ。さらにユネスコの無形文化遺産の登録をめざして活動しているとのこと。でも、そもそも、なんで東北に鬼の話があるのか?

鬼の館の常設展示内容

常設展示室は一転、物々しい雰囲気が漂っていて、子供は近寄りがたい感じ。
入口の鬼の門をくぐり

エントランスは鬼が現れる”逢魔が刻(夕暮れ時)”の森を再現した空間、ドーン・・・と低い太鼓の音が響いて鬼が舞う映像が流れています。まず小さい子供はここで泣くでしょうね。。実際こちらの展示室では子供連れには会いませんでした。

エントランスの奥に入ると方角を示すオブジェがあります。鬼門の方角について説明されています。

その先に鬼の元になったイメージ、鬼の原像を4種類に分類して展示されていました。
大人、鬼神、餓鬼、妖怪に分類され解説とそれぞれに分類される鬼が展示されています。

その他、日本全国の鬼面(なまはげもあるよ)、世界の鬼面など沢山の鬼面が展示されています。近づくとセンサーで女のお面が鬼に変わるなどのからくり面があったり、スイッチを押すと鏡に映った自分の顔が鬼に変わる仕掛けがあったりします。出口近くには、鬼が出てくる昔話や伝説、ことわざを集めたコーナーやアニメのビデオなどもありました。

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企画展”鬼と女のものがたり”とは・・・

親子連れのお母さん達はこのタイトルをどんな気持ちで見ていたのか、、、この企画展のサブタイトル(?)は

「私は、鬼になりました。」だ。意味深だけど、何を言いたいのか気になる企画。

山姥、鬼婆、鬼女、と女性の鬼を指す言葉は沢山あり現代では鬼嫁という言葉も定着しつつある・・・・

と入口に館長のごあいさつが、、

力や暴力に由来する男性の鬼的なものよりも、女性の嫉妬や恨み、執念といったものの方が恐ろしくも魅力的に感じる・・・

と続けています。同感です。

展示室は教室1こ分くらいの部屋にぐるりと囲むように、次のような展示がされていました。

最初に

般若のお面の説明があります、能面の小面(こおもて)から般若(はんにゃ)になるまでのお面が並べて置いてあり、人間の女性が抑えがたい悲しみ、怒り、憎しみなどから鬼女に変貌してしまう様子を演出するのに”日本の伝統芸能「能」で使われる重要なアイテム”として紹介されています。

般若の登場する話
その般若のお面が使われる能の話がつづけて紹介されています。

葵上(あおいのうえ)
源氏物語の光源氏の正妻”葵上”に嫉妬した恋人、六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の生霊の話。

黒塚(または安達ケ原)
福島県二本松に住んでいた鬼婆のはなし。なぜ鬼婆になってしまったのか・・・それには悲しい理由がある。。。

その他、

浅茅ケ原の鬼婆
木曽街道の伝説

金太郎の母は山姥(やまんば)だった!?

鬼神のお松
夫の仇を打つため仇討ちを成し遂げていくうちに山賊の女親方になった話。

魔女ランダ
最後は海外(バリ)の魔女”ランダ”の話、裏切られた王妃が魔法で国を荒廃させる話。

以上、鬼になった女性のスート―リーが集められた展示でした。

いずれも元々美しく優しい女性が相手を想うあまり、また見られたくないものを見られた羞恥のあまり、耐えがたい感情が顔に現れ鬼になる話でした。女性の想いの強さは計り知れないものだど改めて痛感しました。

鬼の正体はなに?由来などについて思ったこと

小学生の頃、学校の先生から聞いた”もしかして鬼はロシア人だったのかも”と言う話を思い出します。つまり大昔ロシアから南下してきたロシア人が原住民(昔の日本人)に見つからないように山に潜んで暮らしていたところ、見つかってしまい”体のでかい、赤い顔をした大男がいた、あれは鬼に違いない”と勘違いしたという説。

また元々東北地方にいた住民(蝦夷)を中央の勢力が制圧しに来た時に鬼剣舞をしていた住民を見て”鬼がいる”と言ったのかもしれない。

鬼について色々と想いを巡りました。

展示にもあったように信仰から生まれた鬼もいるだろうし、人間が飢饉で本性を現し餓鬼となったのかもしれない。その中でもやはり女性の念は恐ろしいモノというのがいつの時代も変わらないことなのかも。。。しかし、切り替えが早いのも女性の特徴 ”もう絶対一生許さない”と怒られて沈んでいると、「そんなこと言った?」とけろっとしている時もある。真に受けるのも程々にしたくなる。(結局振り回されているだけじゃん。)

敷地内にある、そば屋さん、おいしそうです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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