岩手県花巻市にある鉛温泉・藤三(ふじさん)旅館はペットの宿泊には対応していない宿ですが、愛犬には車でクレート泊してもらうことにして行ってみました。お散歩で周辺を歩いてみたら温泉宿をぐるっと周れる良い感じのおすすめな散歩コースをみつけたので探検の記録を紹介します!
鉛温泉は目の前がスキー場という山奥なので、愛犬には夜冷え込んでも大丈夫なように(と言ってもまだ冷え込む時期ではないけれど)断熱素材や毛布を使ってゲージの中にクレートを入れた特別室を作ってあげました。
鉛温泉・藤三(ふじさん)旅館をひと周り、愛犬とお散歩のスタート地点。
もちろんスタートは駐車場からですが、この宿は幹線道路からずっと低い位置にあって、敷地も狭いので駐車場が分かれています。
宿のすぐ脇にある第1駐車場、坂をひとつ上った第2駐車場、さらに少し坂を上って第3駐車場とあって、先着順で停められますが夕方になると一番近いところは宿泊のお客さんが優先です。
坂と言ってもすぐ近くなので不便には感じません、スイッチバックのような、こんな坂道です。
行った日は連休中でとても混んでいたので、もちろん一番近くの駐車場には停められず、第2駐車場のすみっこに車を停めようと奮闘していたところ、日帰りのお客さんがちょうど帰るところで空きが出ていい所に停めることができました。
夕方近くだと日帰りのお客さんが帰る頃なので少し待つと意外と空きが出るかもしれませんよ。
でも第3駐車場に停めることになっても30mくらい上るだけなのであまり変わりは無いです。
ともかく、第2駐車場のよい場所を確保出来たのでここからお散歩スタートです。
藤三旅館の駐車場を出発!布観橋を渡って行くよ。
日中はまだ暑いですが、山の上は少しだけ紅葉が始まっているようです。第2駐車場からも見えますが、少し先に布観橋という橋があります。
こちらは市道ですが町民の道路なので車はあまり通りません。結構高い橋なので高いところが苦手な人はちょっと怖いかも、私もなるべく真ん中を通って行きました。
【撮影ポイント1】
ここから見える宿全体の写真はホームページにも使われている絶景です。
紅葉の最盛期に来たら綺麗できっと圧倒されますね!
橋を渡ると集会所と消防団の詰め所がありました。ここを右に曲がると目の前には大きな山があってなんだか昔話に出てきそうな山です。この大きな山は地図で見ると大森山と書かれてありますが地元では何か別の呼び方があるのではないかと想像してしまいました。
ホームページによると宮沢賢治も鉛温泉をよく訪れていたそうで、「なめとこ山のくま」には鉛温泉が描かれているとの説明がありましたが、なめとこ山はさらにこの奥に実在する山です。国土地理院の地図(リンク先:国土地理院ウェブサイトより「ナメトコ山」)にも載っています。
※あとで地図を見てみたらここから左へ行っても隣の温泉旅館「愛隣館」の方へ行く道も良さそうでした。今回歩いた藤三旅館を周るコースは15~20分くらいだったので、1時間くらい歩くつもりならそちらも良さそうですね。
鉛温泉・藤三旅館の周りはクマ出没注意!
少し歩くと藤三旅館に戻っていく横道が現れます、思ったより近かったので、
このわき道でよいのか心配になりました。なぜなら思ったよりせまい道で車が通れない道だったのです。
しかもこの看板 ”クマ出没注意!”
地図で見ると結構道幅があるのかと思ったら、川が流れていてその脇に細い道があるのでした。この川は川底が岩盤でマイナスイオンがいっぱい出ているような気持ちよさがあります。豊沢川と合流のところは天然の滑り台みたいになっています。
この坂を下っていくと新しく出来たホテル”十三月”の裏の橋に出ます。
【撮影ポイント2】
この橋からの写真もホームページで使われています。上流を見ると最初に渡った布館橋が見えます。
橋を渡ったら十三月の外側をなぞるように道があるので道なりに坂を上って、右に行けば元の駐車場に戻れます。
十三月、藤三旅館の全体を右手に見ながら、道端に咲いていた花の写真を撮ったりしながらゆっくり戻りました。
まとめ
お散歩は着いてすぐの夕方と、犬の晩ごはんの時間と朝ご飯後の3回行きました(晩ごはんの時は真っ暗でクマに注意なので温泉の前を往復しただけ)。
朝お散歩をしたときに十三月の近くで地元の方とバッタリ会いました、共同浴場の掃除をしている方と、お庭を歩いているおばあさんです。旅館も一歩出れば地元の方の生活圏なのでお邪魔させて頂く気持ちでいましたが、あいさつをすると優しく応えて頂きました。
ところで、暑くも寒くもない良い季節とは言え、犬だけでクレート車中泊は初めてで「大丈夫かな?」と心配しましたが、まったく問題ありませんでした。むしろ「車独り占め」して喜んでいるみたい。
これについては、また次の記事に書きたいと思います。
鉛温泉・藤三旅館の様子を書いた記事はこちら。
鉛温泉・藤三旅館の昔と現在の画像を比較してみた。クチコミ体験ブログ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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