血圧の薬を何種類も飲んで大丈夫?それぞれの違いや働きは?

健康

世の中で最もよく使われている薬のひとつは
血圧を下げるお薬です。
「血圧のお薬ってたくさん種類があるけれど
一緒に何種類も飲んでいて大丈夫なの?」
「それぞれの薬っていったい何が違うのか?」
こんな疑問を持っている方も多いと思います。

そこで血圧のお薬はどんな種類があって
どんな働きをしているのか、自分なりに考えて
わかりやすく説明します。

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血圧とは?人間は大きな水風船?

人間の体はほとんどが水分で出来ているという話は
聞いたことがあると思います。
もうちょっと詳しく言うと、
子供なら70%くらい、大人なら60%。
また年齢のほか性別などでも変わってきますが、
かなりの水分が体内にあることは変わりありません。

その水分が人間という入れ物に入っていて
その中を流れることで命を支えています。
入れ物の大きさに比例して水分の量も変わりますが
その量が多めであれば水圧が上がるのを想像することは
簡単だと思います。
つまり血圧は入れ物(体)に対して水分(血液)の量が多いと
圧力が増して、高血圧の状態となるのです。

水分の量を減らして血圧を下げるお薬

人間の体は、この体内の水分の量を常にコントロールしています。
水分をとり過ぎれば、トイレに行きたくなりますよね?
また体内の水分量が減ればのどが渇いて飲み物が欲しくなります。

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このコントロールがうまくいかなくなると、
体の中に水分をため込んでしまい血圧が上がります。
(※原因は色々ですが、塩分のとり過ぎは顕著に水分をため込みます)
この水分を体外に出すことで血圧を下げるのがこのお薬です。
利尿薬と言われるものですが、このお薬を飲むと
尿の量が増えて体の中の水分が減り血圧が下がります。
寝ているときにトイレが近くなっては困るので、
この手のお薬は朝一回だけ飲みます。

血管を広げて血圧を下げるお薬

全身の血管の太さはホルモンなどでコントロールされていて、
環境に合わせて太くなったり細くなったりしています。
特に足先や指先などの端っこの血管が細くなると
非常に血圧が流れにくくなり血圧が上がりやすくなります。

例えば庭に水を撒くとき、ホースの先端を指でつぶして細くすると
水圧が上がって水は遠くまで飛びますよね?
血管も同じで細くなると血圧が上がり、
血管が広がると血圧は下がります。

血管を広げるお薬は、直接血管に働いて広げるお薬と
血管が細くなるように働きかけている成分を抑えることで、
間接的に広げるお薬があります。

まとめ

血圧を下げるお薬の原理は簡単に言うとこの2種類、
体内の水分の量を減らして圧力を下げるか、
血液の流れる空間(血管の太さ)を広げて下げるかです。
先ほどのように直接的とか間接的とか、
利き所が異なるので分類すると、血圧薬は5種類に分けられ、
1種類で下がらないときは2種類、3種類と追加して
複数の組み合わせで使われます。
何を組み合わせると効果が高いかもわかっています。
ですので、複数血圧のお薬を飲んでいても利き所が異なるので
一緒に飲んでも問題ないのです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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