七草粥に使われる春の七草の種類、由来、意味とは。

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七草粥(ななくさがゆ)という名前の響きが素敵な感じがして好きでしたが、詳しいことはわからず正月に食べる七種類の草を入れて作るお粥という程度の知識しかありませんでした。食べる日は1月7日(人日の節句)。七種の草とはせりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すすなすずしろ のことで、秋の七草とは起源が全く別のようです。春の七草は食べるため、秋の七草は観賞用です。さらに詳しく調べてみました。

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七草粥に使われる春の七草の種類

春の七草を覚えるために一番ゴロがいいと言われている
「せりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すすなすずしろ」
の五七五ですが、それすらまともに言えなかった、覚えられないのは言葉だけだと
どんな草か自分でイメージできないからかな?と思ったので、ひとつづつ調べてみたいと思います。

芹(セリ)

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 セリはスーパーなどにおいてあるので「食材」って感じがします。しゃきしゃきとして、独特の香りがあり正月料理にもよく使われますね。若芽を採って使いますが聞いたことがあると思いますがドクゼリと言うものもあります、名前の通り毒を持つ芹で、食用より大柄で根も太く空洞があるのが特徴だそうですが、素人はお店で買ったほうが安全ですね。セリには身体に欠かせないビタミンCやミネラル、βカロチンなども含まれ食物繊維も多いので健康に良さそうです(医学的に認められている効果はありません)小さいうちはちょっとクレソンっぽくみえます。

薺(なずな)

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なずな=ぺんぺん草、です。ただの雑草だと思っていましたが、昔から地上部を使って薬を作ることもあり、心臓、胃腸症状、止血などに使われたようです。子供のころ種の部分を少し引っ張って、赤ちゃんのおもちゃのガラガラみたいにくるくる回して聞き耳をたててた記憶があります。

御形(ごぎょう)

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母子草(ハハコグサ)とも言われる。これも地上部を使って薬が作られ、うがいなどに使われたとのこと。キク科なのでブタクサなどにアレルギーがある人は注意が必要です。

繁縷(はこべら)

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ハコベとも言う。七草になっているくらいだからマイナーな植物ではないのだろうけれど、七草くらいでしかみかけない。炎症を抑える効果があるらしく、昔は歯磨きとして使われたと言われているが歯茎にはよさそうだ。

仏の座(ほとけのざ)

別名:コオニタビラコ(キク科)。ビタミンC、ルチン、などが含まれている薬草。同じ名前でまったく別の植物もある。動脈硬化予防になると言う。

鈴菜(すずな)


カブのことです、なぜカブをすずなと言うのかははっきり分かりません。神様を呼ぶ為の鈴だとか諸説あり、のようです。

蘿蔔(すずしろ)

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大根のことです、その白さが由来となって、こう呼ばれたようです。カブも大根も食品ですからそれなりに栄養素が含まれています。だれしも食べたことがあるでしょうから、安心して食べられる食材ですね。大根は特に消化を助けるので胃腸を休ませるのに良い食材であることは良く知られていると思います。

写真:福岡教育大学 教育学部 教授 福原 達人先生ホームページより。

まとめ

それぞれ、今の呼び方やイメージを見ると覚えやすいのではないでしょうか?七草の「草」=「種」と同じ意味に使われることがあります、時代や地方によっては、中に入れるものが異なるようで、「七種類のなにか」を入れることで冬場に不足しがちな栄養素やからだにいいものを取り入れたり、縁起を担いだ食品を摂ることで
1年間の無病息災を祈願したりとしたようです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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