北上さくら祭りには毎年さまざまな物語があって人々の想いもそれぞれです。2020年(令和二年)きたかみ展勝地のさくら祭りは新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいました。
”どうしても今年の展勝地の桜が見たかった”という人がきっといるだろう・・・と思ったので”じゃぁ、今年の展勝地のさくらの様子を撮って来てみよう!”と一人で行って来ました!
※2020.04.18追記あり。
2020年4月12日の展勝地の様子。
朝は霜が降りるくらい寒い日でした、予定では今年のさくら祭りは今週の水曜日4月15日から5月6日まで開催されるはずでした。4/9に北上市の開花が確認されました。これは2002年に並び観測史上最速の開花だそうです。予測でも今年はゴールデンウィーク前には散ってしまう予想でした。
北上市の基準となる市役所敷地内のさくらは開花しましたが、展勝地は北上川沿いにあるので気温が低く街中よりはまだつぼみは固めです。でも展勝地の桜もここまでふくらんでいました。
ちょぼちょぼと咲いている枝が見えるくらいで全体的にはまだ咲く直前と言う感じです。
鯉のぼりは出ていませんが、考えてみればコロナウイルスの影響で中止したのに人を集めるような催しはよくないですかね。
展勝地の看板は出ています。
さくら祭りのときはメイン会場となる展勝地レストハウスの近くの桜並木の入口のところです。レストハウスのとなりにあるサトウハチロー記念館の裏の桜(?)は一足早く咲いていました。
SLが移設され新しいSL広場ができる予定です。SL広場の詳細は描かれていませんが、詳しい全体図の看板がありました。
展勝地の全体が見渡せる陣ヶ丘からの景色
きたかみ展勝地の絶景の撮影ポイント、陣ヶ丘(2)からの写真です。今年はお祭りも中止なので上のほうまで車で登ることが出来ました、もちろん私一人だけ、他には誰もいません。
陣ヶ丘(2)の詳しい話はこちらの記事参照:
何気ない良く見る絶景ですが、展勝地のすべてが見えるこの場所からの景色が好きです。
レストハウスから、SL広場、さくら並木全体、渡し舟、珊瑚橋、そして北上駅まで。
みなさんはどこに思い出がありますか?
全体を見てもまだ開花前です、今週は比較的寒い日が続いたのと、風の強い日が続きますが、咲く前なので風で散ることは無いでしょう。風が止んで暖かくなったら一気に咲くのでは!?
もう1回良いタイミングで訪れてみたいです。
続く!のか?
追記:2020年4月18日の展勝地の様子。
予定通り桜は満開(?)になり最高の見頃になりました!
しかし・・・桜の開花と共に人の集まりが見られたため4/17の朝5:30頃から駐車場の閉鎖が始まりました。また同日、7都市だけに出されていた緊急事態宣言が全国区へと広げられゴールデンウイーク最終日の5/6まで人の移動を抑制する事態となりました。
展勝地の駐車場という駐車場、レストハウス、第二、第三、野球場、児童公園側駐車場、すべてが閉鎖されています。
また路肩駐車も出来ないようにコーンがずっと並べられ警備員も配置されます。陣ケ岡への登り口も閉鎖されています。
市立博物館や民俗村は利用者のみ駐車可という事ですが花見に行く人はいないのでは?唯一眺められるとすれば、民俗村から陣ケ岡へ登って上から眺めるのが一番良いかもしれませんね。
残念ながら中へは徒歩じゃないといけないので車から撮った写真です。
しかも今週の土日はどんよりとしたあいにくの天気です。。。
さらに追記:今年ずっと撮り続けてきたあの枝がどうなったか気になって翌朝、雨が上がっていたので早朝に一人で自転車に乗って行ってみました。
見事に満開になりました。陣ケ岡へも行ってみました。
なかなか雲が晴れなくて、とうとう日光は差し込みませんでした。
誰もいない展勝地。
今年は開花してからお天気が良くなく、雨や強風の毎日です、でもまだ頑張って咲いています!(4/25追記)不思議なことにまだ桜が見頃を保っています、咲いたとたん寒い日が続いているせいか、花が満開のまま止まった様にまだ見事に花が咲いています。
まとめ
コロナウイルスのことを誰かが”これは人類とウイルスとの戦争だ”と言っていましたが本当に戦時中の様です。自由に動けず、物品(マスク・消毒液など)が品薄となり、市場のマスクは高価となり、国からわずかのマスクが配給され、、、
イギリスのおばぁさんがネットニュースで”私たちが戦時中だった時は少ないものを皆で分け合ったものよ”と言っていたのが胸に突き刺さります。
今がウイルスとの戦時中と言うなら、分け合う気持ちをもって助け合いたいですね。
来年はきっと晴れやかに花見が出来ることを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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