彼岸花ってどんな花?いままでのイメージと違った件。

暮らし

 秋のお彼岸の頃に咲く彼岸花、特徴的な形と鮮やかな赤い色は独特な雰囲気をかもしだしている。ちょっと怖いような、でも魅力的な花だが、しかし、お彼岸のタイミングに見事に咲くにもかかわらず、あまりお墓に供えられているのを見ない。なにか謂れ(いわれ)があってもおかしくない容姿だし、、、しかし想像だけで心配していたってしょうがない、本当のことを調べてみたら意外なことがいくつか分かったので、自分のメモ用としても書いておこう。

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彼岸花は人為的に植えられている

 彼岸花は、秋の彼岸の頃にちょうど咲きはじめ群生している姿はとても美しい、

だがお墓や田んぼに生えているものは自然と生えたわけではなく人為的に植えられているという。 彼岸花の球根には毒があって地下に穴を掘る生き物を田んぼやお墓に近づかせないためにあえて植えられているとのこと。
 ネズミやモグラに田んぼのあぜに穴をあけられては、水がもれてしまって大変だ。またお墓も荒らされては困る、昔、土葬だったころはなおさら小動物にいたずらされては困ったからだ。球根で増えるが、ほったらかしにしていても良く増える丈夫な植物だ。 ちなみに自然に群生しているものは球根でふえていったり、動物が運んだり、川のそばであれば増水したときに流されたりして広まっているらしい。

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彼岸花の花言葉、縁起は良いのか悪いのか

 彼岸花の花言葉は
情熱・独立・再開・あきらめ・悲しい思い出・思うはあなた一人・また会う日を楽しみに、です。
縁起のいいような、そうでもないような言葉が混ざり合っていますね。
球根に毒:アルカロイド(リコリン、ガランタミン、セキサニン、ホモリコリン等)を含むため、子供たちが触らないように「彼岸花を摘むと家が火事になる」「彼岸花を摘むと死人が出る」などの迷信を聞かせて触らないようにしたためイメージが悪くなったと思えます。また球根で育つので根こそぎ取られてしまうと次の年は生えてこないため、そういったことを避けるためにも迷信を作ったのかもしれません。
 一方、彼岸花のもう一つの名前「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」は、天界の花という意味でおめでたい事が起こる兆しと言われ縁起のいいものです。

彼岸花は毒があるのに、食用になったり薬になったりしている。

 彼岸花の球根には先に書いたように毒があるのだが、非常時にはでんぷん質の多い球根を長時間水にさらして毒を抜いて非常食としていたという、さらに漢方薬として利尿や去痰の薬に
使われたり(貼り薬として)、さらにガランタミンという成分は現在アルツハイマーの薬として使われている成分です。いずれにしても現代では素人は手を出さない方が良いでしょう。

まとめ

 彼岸花は花だけが先に咲き、花が終わった後に葉が伸びて、冬の間葉が出ているが春には葉も枯れて
地上には何も見られないという、花と葉が出会えないことから「葉見ず花見ず」とも言うそうだが、
個人的には、最初に花がわっと咲くのは桜も同じような気がする。。
存在感はあるけれど、摘み取ったりせずありのままを眺めるのが一番いいようです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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