岩手県の平泉町(ひらいずみちょう)で毎年5月の連休中に開かれる春の藤原まつり。なかでもお祭りの目玉となる源義経公東下り(みなもとのよしつねこうあずまくだり)は2018年5月3日(木)に開かれます。今日はこの源義経公東下り行列のルートやタイムスケジュールはもちろん当日は毎年車の渋滞や電車も臨時列車が出るなど大変な混みあいなので、アクセス方法や駐車場など注意が必要なことをまとめてみました。
義経公東下り行列のスケジュール。
毎年大変混みあいますが毎年行列について歩く人たちはいるそうで、すき間をぬいながら、また場所によっては比較的空いたりするので一緒に歩いて行くことは出来そうです。(2018年の春の藤原まつりの期間は5/1(火)~5/5(土)です。真ん中の5/3に開かれるのが義経公東下り行列です。)
義経公ねぎらいの場再現12:40 毛越寺大泉が池
源義経公東下り行列 13:30 毛越寺出発
金色堂奉拝 15:20 中尊寺金色堂
このイベントは4部構成になっていてストーリーがあります。
藤原秀衡(ふじわらひでひら)公を頼ってやって来る源義経(みなもとのよしつね)公を迎えに行く行列です。中尊寺(ちゅうそんじ)から出発して毛越寺(もうつうじ)まで約一時間かけて歩きます(毛越寺11:05着)迎えに行くときはもちろん義経公と北の方はまだ馬や車には乗っていません。それぞれ名札のついた馬と牛車が運ばれてきます。
ここから義経公の登場です。義経公と落ち合った藤原秀衡が旅の苦労をねぎらいもてなす様子が再現されます。毛越寺大泉が池という極楽浄土を表した庭園の池に船を浮かべて当時の優雅な絵巻物語が繰り広げられます。船を降りると正門から行列の出発です。
行列が中尊寺に向けて出発します。今年は総勢93名が順番に並んで行きます。
義経公の位置は藤原秀衡公の牛車より後ろで義経公は馬に乗って移動するのでよく見えます。秀衡公の牛車の前にはカラフルな衣装の子供たち(牛伺童子)がいるので目立つと思います。
行列のルート各ポイントをクリックするとタイムスケジュールを見ることができます。
中尊寺金色堂(ちゅうそんじこんじきどう)に到着して参拝して終了です。
義経公東下り行列のポイント、見どころは?
義経公が登場するのは毛越寺の義経公ねぎらいの場から
なので、毛越寺でスタンバイしているのがベストと思われますが、平泉駅前で出迎え行列を見るのもおすすめです。行列の順番も分かるし、地元の子供たちのかわいいマーチングバンドなども見れて楽しいですよ。行列の後について毛越寺に入っても間に合います。
義経公ねぎらいの場再現
大泉が池はけっこう大きいので行列について歩きたいのであれば手前側(正門側)で見るのがいいと思います。反対側までぐるっと周って来るのは結構大変です。
船の方が周ってきますし、船を降りるのは正門側で行列もこちらからです。行列が出発すると正門は行列のみしか通れなくなり観光客は別の出口から出なければならないのでタイミングに注意が必要です。
平泉駅前はロータリーをぐるっと周り、信号のせいか時々止まる
ので行列を間近に見られる絶好ポイントです。最初からここでスタンバイしている人も多いので混みあいますが中尊寺から平泉駅までが一番混むところでここを過ぎると付いて行く人も減ってきます。
ラストは中尊寺金色堂
金色堂奉拝は役者さんをじっくり見たいときは先回りして待っているといいでしょう、間近で見ることができます。最後にインタビューがあるので義経役の俳優さんの生の声が聞くことができますよ!ただ中尊寺の月見坂はきついです、気合を入れておきましょう。樹齢300~400年の杉並木がきっとパワーをくれるでしょう!
義経公東下りの日の注意点。アクセス方法など
平泉町内の駐車場
行列のスタート地点を考えると駐車場は毛越寺町営駐車場、または役所の駐車場が良いようですがいずれも「早く来ないといっぱいになっちゃうよ~」と駐車場のおじさんが教えてくれました。平泉町内に車を停めるには早朝に到着するしかないようです。また、平日なら穴場の平泉駅前や中尊寺の坂の上駐車場はこの日は車両通行止めなどの交通規制があるので使用できません。
電車で来る方法
隣町に車を停めて電車を利用する方法もお勧めです。駅前の駐車場の大きさから言っておすすめは一ノ関駅です。新幹線で来た人も一ノ関駅で在来線に乗り換えです。一ノ関駅から平泉駅は1駅8分程で、普段は1時間半に1本くらいの電車が、この日は臨時列車のおかげで1時間に2~3本になります。
まとめ
平泉観光協会(平泉駅前)には詳しい道案内や時刻表などが載ったチラシがあります。インターネットでも入手可能なのでホームページ「ひらいずみナビ」で検索してみて下さい、ページ中ほどの新着情報でダウンロードができます。
最後にひとつ注意が必要なことは馬や牛など動物を使った行列ですので、近づきすぎたりすると危険です、係員の指示に従って見学して下さいね。
すごい!さすが藤原まつり、東下り当日の天気予報はかなりの大荒れの予報で風雨が予想されたが、いざ東下りの時には雨も上がって風もいくらか収まり観光日和に!協会発表では10万人の人出だったそうです。過去にもお天気には恵まれることが多いと、どこかのサイトに書いてありましたが(すみませんもう一度探したけれど見つけられず・・・)なにかパワースポット的なものを感じますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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