ホット用ペットボトルのフタを閉めたままで温めたいと思ったのは、リフォームで家に来ている大工さんたちに暖かいお茶を差入れしたいと思ったからだ。しかし、どんなホット用ペットボトルでもフタを開けずに再加熱するやり方は見つかりませんでした。でも口の空いたペットボトル出されてもたぶんあまり気持ちのいいことじゃないですよね?フタを開けないで安全に温かさをキープする方法はないか、私の頭の中で考えたこと、実際にやってみたことを書いてみますよ。
=これは体験記なので安全を保障するものではありません。火傷や破裂などの危険があるのでマネしないようにしましょう=
ホット用ペットボトルの温度は何度くらい?耐熱温度は?
お店で売っているホット用のお茶やコーヒーなどを棚から取ってみると”熱っ”と思っても、落としてしまうような熱さではないですよね、じんわりしみるくらいの温度です。
正確には設定温度は55度±4℃
(参照元:日本ヒーター機器株式会社様ホームページより)
で設置環境や機器メーカーによっても差があるとのこと。
家に水温計がないので”手の感覚で熱っ!と思っても、じんわりしみるくらいの温度”を目安に考えてみました。
ちなみにホット用ペットボトルの耐熱温度は85℃くらいで、お茶などのホット充填される飲み物は83℃~91℃で充填されるそうです。(参照元:PETボトルリサイクル推進協議会様ホームページより)口の部分が白いペットボトルはその熱に耐えられるように作られているのだそうです。
ホット用ペットボトルを温めるとき何が危険?
ホット用のペットボトルを加熱した時に考えられる危険はなんでしょう?
主に火傷やペットボトルの膨張、破裂のようです。
火傷(やけど)
少しでも暖かい方がいいと思うと、つい温めすぎてしまいがちです。高温の飲み物で火傷してしまわないように注意が必要です。手で触れることが出来るか、飲んで大丈夫な温度なのか、注意深く確認が必要です。また温める為に使うお湯などの取扱いにも注意が必要です。
膨張・破裂
いくらホット用ペットボトルと言っても沸騰したお湯でグラグラゆでることは出来ません。先ほど書いたようにホット用のペットボトルでも耐熱温度は85℃くらいまで。”沸騰”と”熱湯”は違います。
また沸騰していない温度でも急激に温めたり衝撃を与えると突然爆発することもあるそうなので油断は出来ません。
じゃぁホット用ペットボトルを何で温める?
ペットボトルを加温できそうなものはまず”湯煎”、それから”蓄熱式暖房器の上に置く”ことも考えましたが、、、
やっぱり湯煎が一番いいと思いました。
蓄熱式暖房器とは夜間のうちに電気で温めたレンガの余熱を使って部屋を暖める暖房機ですが、うちのは約80℃くらいになるので少し高めかな?と思いました。コンビニなどの55度±4℃で3~4時間かけて暖めるのと比べると、少々急速な加温になりそうです、80度もあると手でずっと触っていられる温度ではありません。
また蓄熱暖房機でも50℃くらいのタイプもあるのでそれなら出来るのかな?と一瞬思いましたが、別の危険に気が付きました。
暖房機は電気を使っていることです。未開封のペットボトルから液体がもれることは考えられませんが電気機器の上に液体を置くことには不安を感じます。万が一液漏れして電気機器が濡れてしまったら感電、ショート、火災など命にかかわる危険性もあるので、電気機器の上に液体はタブーです。
となると残りは”湯せん”ですが、どうやったら安全か悩みながら、、、
〇まずお鍋とヤカンにお湯を沸かします。(ペットボトルはまだ入れないよ!)
お鍋は半分くらいのまで水を入れて火にかけます。
〇お湯が湧いたらお鍋に水を入れて薄めて手が入れられる温度まで冷まします。
水はお湯と同じくらいの量を大胆に入れるくらいでちょうどいいです、一度沸かした鍋のお湯はかなりの高温なので注意!!鍋を外から触って”じんわり熱い”程度まで冷ましてからペットボトルを入れてみます。
〇少し温度が下がったら、ヤカンで沸かしておいたお湯を少しずつ混ぜる。
少量でもけっこう熱くなります、お湯をなめてはいけませんね。それから直接鍋を加熱することはやめましょう。(底が高熱になるので)。
それでも心配なのでこうなりました。
おっかなびっくりで温めて無事暖めることができました。
しかし・・・
世の中には怖いもの無しの勇敢な人々のおかげで実際に沸騰温度で加熱したペットボトルの画像を見ることができます。
飲みかけのペットボトルのお茶が冷めていたので、ストーブの上のヤカンで少し湯煎しようと思ったがすっかり忘れてこんなになりました(´・ω・`) pic.twitter.com/XccJa8KyTm
— おとん@63 (@oton__renoba) 2018年2月7日
爆発しなくてよかったですね。
まとめ
○今日の内容はあくまで体験記です。安全を保証するものではありません。
○ホット用ペットボトルでの話です。ふつうの冷たい飲み物用のペットボトルはもっと弱いので絶対に温めないこと。
※上の画像を見た感じでは、きっとペットボトルの強度は予想以上に強そうですね、限界を超えてもボトルが変形して膨張しますが極力爆発は避けられるように作られているのではと考えさせられます。これを見る限り55℃くらいで火にかけずに温めるくらいなら問題無さそうですがどう思いますか?
また強度とは別の話ですが繰り返し暖めると味が落ちることもあるようなので一時保温する程度にしておきましょう。。
ちなみに缶の場合はペットボトルのようには伸びないのでもっと危険です、
実際爆発して怪我した人の投稿がありましたから缶はやめときましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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