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秋田県小坂町にある康楽館、国重要文化財の歌舞伎劇場を見て来た!

投稿日:2018年7月10日 更新日:


築108年が経った今も現役の劇場として松竹歌舞伎や常打芝居をはじめ数多くのイベントが行われている国重要文化財、明治に建てられた芝居小屋、康楽館(こうらくかん)へ初めて行ってきました!回り舞台や客席の手すりまでが建てられた当時のままといいます。忍者みたいな恰好をした、かっこいい黒子のお兄さんが客席から奈落の底まで館内を案内をしてくれました。100年前に建てられたとは思えないほどしっかりした造りと、いまも有名な役者さんが頻繁に舞台をしている現役の劇場の息遣いは行ってみないと感じられないものでした。

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秋田県小坂町にある康楽館とは?

秋田県小坂町はかつて東洋一の鉱山と言われ外国人の技師も訪れたとてもにぎわった町で多くの人が住んでいました。鉱山で働く人たちの娯楽のために当時の社長がポケットマネーで建てたと言われているのがこの康楽館です。国内最大級の直径9mある回り舞台や、花道、すっぽん(せり上がり)と本物の設備と東北地方にはまだ電気が引かれていなかった時代に水力発電で電気を使うことが出来た小坂町は、康楽館にも電球が灯り当時では最先端技術を駆使した施設だったようです。

天井のチューリップ型の電灯も当時のまま。

客席の手すりも建てられたときのまま、所々に空いた穴は昔の住民が芝居を見ながらキセルの火種を置いた為に空いた穴だそう、芝居を見ながら”カツーン!!”とキセルを打ち付けていたんでしょうか?そのころの芝居に熱狂する庶民の様子が目に浮かぶようです。(もちろん今は国重要文化財となって火気厳禁になっています)

秋田県小坂町 康楽館の見学

康楽館は4月~11月の間は今も現役の芝居小屋として働いています。公演中でも楽屋以外の見学は出来ますが特別公演の時は見学できません。4月~11月のオンシーズンは幕の内弁当を注文して観劇するのがお勧めですね、お弁当は3日前までの予約で助六弁当(700円)から高級懐石風弁当(3,500円)までたくさん種類があります。小坂町産の桃豚を使ったお弁当や比内地鶏のお弁当など、魅力的なお弁当があります。オフシーズン中は施設の見学がメインで営業しています。

私たちが行ったのは3月末だったので、お芝居はやっていなくて見学だけでしたが、フルで見学することが出来ました。

国重要文化財のため?かならずガイドさんが付いてくれます。ガイドは黒子さんで若いおにいさんでした。客席はみな桟敷席(さじきせき)で升席(ますせき)のように区切られた区画に入って見るようになっています。

最初に2階の客席へ、舞台正面の2階は「向こう桟敷(さじき)」と言われています、中でも一番奥の桟敷を「大向こう」または「天井桟敷(てんじょうさじき)」と呼んで少し薄暗く、天井がすぐ上に差し迫っています。

歌舞伎を深く愛し優れた鑑賞力を持った人々の「日本一!」「待ってました!」の掛け声はここから呼び掛けられます。いわゆる「通(つう)」の客が陣取る場所です。※康楽館現地看板から引用。

劇団 天井桟敷を作った寺山修司さんの記事はこちら→

2階の見学の次は地下に降ります、奈落と言われるところですが通路に過去の公演のポスターが沢山貼られていて歌舞伎があまり解らない私でもよく知っている役者さんがたくさん並んでいます。花道に作られたせり上がりは人力で動きます。なんだかぽっかりと穴が開いて怖いですがいままで一度も事故は無いそうです。

舞台の下、回り舞台の装置も人力です、この時は埼玉県から来られた60代のご夫婦と一緒に見学していて、男は舞台下に行き、女性は回り舞台の上に立って、男性客2人と黒子さんの3人でぐるりと一回転体験しました。

回り舞台の下は石積みになっていて、黒子が力いっぱいまわすときに足を掛ける石はピカピカに光っていました。大きな舞台を回していると迫力でなんだかとても楽しい気持ちになります!

舞台の裏はすぐ楽屋になっています。楽屋は2階建になっていて、
国重要文化財になってからは壁の落書きもそのまま保存されています。アクリル板で保護されていますが、有名な歌舞伎役者さんから地元の劇団の方までたくさんの落書きがそのまま残されています。楽屋の窓から裏を流れる川が見えてとても風情があります。

小坂町の子供達は子供歌舞伎というイベントがあって歌舞伎を体験する行事があるそうです、そのときはこの楽屋も小さい子供でいっぱいになり、騒いだ声が客席までもれてしまったり、楽しい芝居がみられるそうです。

最後は舞台の上で記念写真を撮っておしまいです。

※もうひとつお話しするのを忘れていました!
1階客席の向かって左奥にある格子で囲まれたスペースですが、戦時中に憲兵が演劇の検閲のために座った席だそうです、反戦的な内容の演劇などが行われると即刻公演中止にされたりした時代のものです。映画などでそんなシーンを見たことがあっても撮影セットではなく実際に使われていたものを生で見られたのは感激しました。

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秋田県小坂町 康楽館へのアクセスと周辺観光

自家用車

東北自動車道小坂インターチェンジより3分
広大な駐車場があるので、駐車場の心配はいりません。

公共機関

高速バス
弘南バス株式会社「あすなろ号」
(盛岡駅西口~青森駅)
盛岡駅西口~小坂高校前 90分(¥2,200)
青森駅  ~小坂高校前 70分(¥1,680)
小坂高校前~康楽館 タクシー 2km 3分
(豊口タクシー TEL0186−29−2525)

鉄道
花輪線
(十和田八幡平四季彩ライン)
盛岡駅~十和田南駅 2時間半
十和田南駅~タクシー30分
※電車はアクセスが悪く時間がかかります。

周辺観光

総合博物館「郷土館」
小坂高山事務所
小坂鉄道レールパーク
明治百年通り

(地図ポイント参照)

まとめ

小坂インターから近いので、旅の途中にお昼を食べながらよってみました、お昼はご当地グルメ「カツラーメン」です!康楽館はとにかく貴重な建物なので一度見ておきたい!という思いもありました。館内見学が終わった後は売店でのお買い物も楽しいですよ!回り舞台にちなんだ大きなせんべいや手ぬぐいなどをお土産に買いました。

小坂町は鉱山が栄える前から津軽へ向かう街道としても栄えていたようで歴史は古いです。青森県側に越えると碇ヶ関(いかりがせき)といって関所があったところです。レールパークにはブルートレインに宿泊できる施設もありちょっと寄っただけでは周りきれないほど見所があるので今度はゆっくりと小坂町を楽しみに来たいところです。
お芝居の他にもクリスマスシーズンにも見所があるそうです、、、、
またの機会に!

※2019.10.17追記、小坂町の他の魅力をつづった記事はこちら!↓
関連記事:秋田県と青森県あたりを旅行するなら県境の 小坂町がおすすめ!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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