震災などの災害のときにインターネット通販にいつも思うこと。

スピリット


 これは個人的なプライベート記事です。震災について自分が思うことを自由に書いたものなので気がすすまない方は読まないで下さい。東日本大震災を経験したときに感じたことをきちんと書き留めたことがなかったので今回起きた北海道の地震を受けて書き残しておきたいと思ったのです。

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どんどん大きくなるインターネット通販

 インターネットショッピングは楽しいですよね、私も使うことが増えました。お店と違って在庫の種類も数も豊富、欲しいと思ったものはまず見つけることが出来ます。しかもお店を歩き回って疲れることもないし効率よく商品を探してクリックひとつで自宅まで商品が届きます。
東日本大震災から7年が過ぎました、この7年間でインターネット通販はさらに巨大化しました。私は薬局に勤めていますがこれから先、さらに医薬品もネットで買える時代がやってきます。すでに買えるって?そうですね、ドラッグストアーに並んでいるものはすでにネットで買うことが出来ますが、これからは病院でもらった処方箋を電子化してインターネットで説明を聞き宅配便でお薬が送られてくる時代がすぐそこまで来ています。

震災時に感じた恐怖

 震災は多くの人に衝撃を与えて価値観が変わったりこれからの人生に対する考え方の変更を余儀なくされた人も多いでしょう。
私はこの物流について恐怖を感じたのを覚えています。
震災で流通がマヒしたため医薬品がしばらく入ってこなくなりとても困りました。高血圧や糖尿病、喘息、アレルギーなど薬が切れたら命にかかわる患者さんがいるからです。幸い震災のときは注文をしたばかりで在庫がたくさんありましたが、他の薬局では限りある医薬品を少しでも多くの患者さんに渡す為3日分ずつしかもらえないところもありました。もちろん薬だけではなく飲み水や食料品、電池など。寒い季節でしかも停電だったので石油ストーブがあれば欲しいところでしたが、すべて制限されたり在庫がなかったりと
自分たちの町の商店に現物がないことの恐怖を感じました。
インターネット通販が悪いとは言わないですし、時代の流れです。しかも楽な方法を選んで地元の商店に商品がなくなったり、お店そのものがなくなったのは利用している私たちがなにもかもインターネットに依存するようになってしまったから、自分たちにも責任があります。


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大手インターネット通販会社の義務

 震災からしばらく何年かは、あんなに物がなくて困ったのにインターネット通販がどんどん成長していくのを不思議な気持ちで見ていました。地元の商店を大事にして町から現物がなくならないようにと地産地消を意識した買い物をしてきました。しかしインターネット流通の波はどんどん押し寄せて巨大化していきます。それは悪いことではありません。しかし巨大になればなるほど社会に対する責任が重くなるんだと思います。ライフラインの水道・電気・ガスなどの会社は災害時への対策も十分練っているでしょう、通信も、たとえばNTTさんは災害時に移動基地局を作ったり非常電話を設置したりする技術や機材を蓄えています。インターネット通販会社もぜひ非常時を想定した社会責任を持ってもらいたいのです。全国の人が必要とするものを一箇所に集めて配送しているなら非常時の配送のラインも独自で確保することが責任ではないかと思うんです。救急車や消防車は緊急車両として優先的に給油ができる指定を受けています、災害車両の指定を受けて、燃料を確保している運送会社と提携をするなどして非常時の流通を確保することが社会責任じゃないかと思うのは私だけでしょうか?

まとめ

 自分は専門科でもないし、えらそうに義務なんて言っちゃってますが、こちらの勝手な希望です。企業のことを何も調べないで一方的に書くのも失礼なのでちょっと調べてみました。
 楽天さんは社会貢献をたくさんしています、教育や世界の貧困などにも取り組んでいるようです。熊本地震のときは食料やタオル、ポリタンク、ブルーシートなどを4/22~5/13に被災地に提供したそうです。
寄付金も3,000万円集めました。(ホームページ 取り組み紹介より)。
 amazonでも被災地の欲しいものリストなどを作って必要なものを必要なときに必要なところへ(ホームページより)という支援活動を行っています。
 東日本大震災の時、知人に何が欲しいか聞いてリュックサックが欲しいと言われ購入したのもインターネット通販でした(運送会社が配達できず注文の受付を断られる会社もありましたが何とか送ることができました)
 現実的に災害直後に現地に入れるのは自衛隊などに限られます。出来るだけのことは努力していると言えるかもしれません
私たち個人の責任、出来ること。
 非常時のバッグには食料品など3~4日分の生活が出来るように準備しておくことが勧められていますが、流通が復帰し始めるまでは1週間くらいかかります。命に係わる医薬品もこれからインターネットで流通するのが当たり前の時代が来るなら、利便性だけに頼らず最低1週間から10日分くらいの余裕を持って自己管理することが大事になのかもしれません。便利になっている一方、現物が遠くにあることを忘れずに、またそのことを企業が啓蒙していく必要があると思います。

まだこの記事を書いているときは北海道の被災地では困難の真っ只中です。心中をお察し申し上げます、少しでも早く生活が復旧することを願っております。微力ながら応援致します。
何の役にも立たないこちらの身勝手な記事を読んで頂きありがとうございました。

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